最低賃金、初の全国平均1000円台へ 28日決着 物価高考慮


 2023年度の最低賃金について、「中央最低賃金審議会」(厚生労働相の諮問機関)の小委員会が、全国加重平均で時給1000円台とすることで最終調整に入ったことが27日、関係者への取材で分かった。
1000円をわずかに上回る額になる見通しで、28日に決着する。世界的なインフレや円安による物価高騰に加え、春闘の賃上げ結果を考慮した。
実現すれば現在の961円から約4%の引き上げとなり、初めて1000円の大台に乗る。