自動車保険の保険金不正請求問題を巡り、国土交通省が28日に立ち入り検査に踏み切った中古車販売大手ビッグモーター(東京)。

 関西地方の店舗で働く20代の男性従業員は産経新聞の取材に、現場ではパワハラが横行していると明かし「コンプライアンスの意識が全くない」と話す。

男性の説明によると、昼休憩で外出した若手社員に対し先輩社員が「行くな、殺すぞ」などと恫喝(どうかつ)。
その場で若手社員の姿をスマートフォンで撮影し、従業員らが参加するLINE(ライン)グループでその姿を共有するなどしていた。

男性自身も被害に遭った。
納車準備に手間取った際、先輩社員からネクタイをつかまれ、「ボケ」などと暴言を吐かれた。

こうしたパワハラ行為を人事担当者に訴えたが改善の動きは見られず、若手社員の間では離職が目立つという。

「会社のいいところをあげる方が難しい」と男性。
日常的にある上司からの恫喝について「逆らうこともできず、常に恐怖に支配されている」と語った。

休憩に「殺すぞ」パワハラ横行 ビッグモーター従業員が語る実態
https://news.livedoor.com/article/detail/24700076/