関係者によると、男性社員は2021年9月中旬、自動車の買い替えを断った80代女性が新車(約150万円)の購入を申し込んだかのように装って売買契約書を作成。22年2月に車両登録する際、委任状を偽造して女性の住民票を取得した。

 女性宅に同年5月、納税通知書が届いたことで事件が発覚し、仙台南署が捜査していた。仙台区検は23年4月に略式起訴し、仙台簡裁で罰金30万円の略式命令が出た。

 仙台トヨペットによると、男性社員は中間決算期の21年9月に販売実績がなかったため、不正な方法で実績があるように偽った。社内に販売ノルマはなく、営業に貢献できない精神的不安が背景にあったという。車両の登録費用など20万円近くを自腹で処理していた。

 仙台トヨペットの担当者は「顧客に迷惑をかけてしまい申し訳ない。法令順守を徹底し、社員が問題を独りで抱え込まない環境づくりを徹底していきたい」と話した。
https://kahoku.news/articles/20230728khn000084.html


トヨペット社員は自腹で登録費用払うのに・・・