自動車保険の保険金を不正に請求していた中古車販売大手ビッグモーターが、加入後2~3か月で解約される不自然な保険契約を数多く結んでいたことがJNNの取材で明らかとなりました。

ビッグモーターは保険代理店として、損害保険各社の自動車保険の販売も行っています。関係者によりますと、ビッグモーターが販売した自動車保険の中に、契約後2か月から3か月というきわめて短期間で解約される不自然な契約が数多く存在することが新たに分かりました。

契約時に一旦保険料が支払われた後、翌月から支払いが途絶え、そのまま契約が失効したケースが多く、関係者はビッグモーターの従業員が架空の契約をねつ造し、自ら保険料を負担していた可能性があると指摘しています。

ビッグモーターを巡っては、福井県の店舗で個人の所有ではない車を対象とした保険契約が数十件確認され、うその契約だった疑いも浮上しています。