災害級の暑さが命を奪う”状況が、現実に直面しています。東京都監察医務院によると、6月20日〜7月27日の間に、熱中症の疑いで亡くなった人は、東京23区で73人に上っています。9割に迫る65人は、屋内で発見されています。そのうち、エアコンを設置していたのにつけていなかった人は、39人もいたということです。

東京・東村山市の住宅では、ベッドに倒れていた70代とみられる男女2人が亡くなりました。近所の人によると、エアコンが止まっていて、窓が10センチほど空いていたということです。

通報した人の家族:「3〜4日前から臭いがしていて、何の臭いだろうと。毎日ちゃんと(植木の)世話をしていた方だった。それが枯れたので、何かあったのかなと。(Q.最後に見たのはいつ)主人が最後に見たのが、2週間ぐらい前」

死後、数日が経過していたとみられます。室内の扇風機は回ったまま。エアコンの電源は入っていませんでした。