そんなAさんの店には最近、高校生の新人アルバイトが入ってきたが、すぐに辞めてしまった。
たばこをめぐるレジ対応が原因だった。 「バイト自体が初めての高校生が入ってきたので、長く続けてくれればいいなと思っていましたが、ある日、番号ではなく銘柄で買うお客さんから、『マイセン(くれ)』と言われたので、『マイセンって何ですか?』と尋ねたところ、キレられたというのです。
『マイセン(マイルドセブン、現メビウス)だっつってんだろ。店員なのに知らねえのかよ? 教育どうなってんだ!』とそのお客さんが激怒。
そりゃ名前も変わっていますし、そもそも高校生がたばこの銘柄の知識がないのは当たり前。
お客さんとのやり取りに疲弊したと言って、辞めていきました」(Aさん)

「お客さんのなかには、略称や愛称を使う人もいます。例えば、赤マル(マールボロ)、金マル(マールボロ・ゴールド)、マルメン(マールボロ・メンソール)、セッター(セブンスター)など。ただ、こうした呼称は、外国人スタッフには通じない。『日本語勉強してから働けよ』と捨て台詞を吐き、そばにいた私がすかさず『○○番』ととりなすことも一度や二度ではありません。 『日本語勉強しろ』『日本人を呼べ』というのは、たばこ関連でなくてもレジでのやり取りで結構聞くフレーズですが、日本人の私だって最初は“赤マル”とか何のことかわかりませんでしたよ」(Bさん)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7a9fd1ab0fe95cbddf51938da213d4856db7b6d