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【ソフトバンク】藤本監督「今年は100勝」孫オーナーのＶ奪回指令にビッグマウスで応えた
[2023年3月10日19時50分]

ソフトバンクは10日、都内のソフトバンク本社で、19年以来4年ぶりのグループ社員による激励会を行った。出席した孫正義オーナー（65）は、3年ぶりのリーグ優勝奪回に期待。オーナーからの熱いエールを受け、藤本博史監督（59）は「今年は100勝を目標に」と、前人未到のシーズン100勝を目標に掲げた。

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4年ぶりの激励会。ソフトバンクグループを束ねる孫オーナーは、自信満々に言い切った。「この10年を振り返ってみると、わがホークス軍団は圧倒的な栄光ある成績を残している」。直近10年は4度のリーグ優勝、6度の日本一。昨季は優勝マジック「1」としながらオリックスに逆転優勝を許したが、常勝軍団であることに変わりはない。「今年はなんか、予感がしますよね。大いに活躍して、大いに羽ばたいていただきたい」。孫オーナーは今季のリーグ優勝奪回を期待した。

ビッグフェースこと藤本監督も、ビッグマウスで応えた。「去年はあと1歩のところで悔しい思いをしている。今年は100勝を目標にして頑張っていきたい」。歴代のシーズン最多勝利数は、55年の南海が打ち立てた99勝。前人未到の領域になるが、全ては22年シーズンの悔しさの表れだ。「それぐらいの気持ちでやらないと。ギリギリになったら『あの1勝が』『あの1敗が』とか言われる。それを言われないように。100勝ぐらいの気持ちでやった方がいい」。就任2年目を迎える指揮官が、頼もしく言い切った。

昨オフは、日本ハムから海外FA権を行使した近藤の獲得に成功。米大リーグでセーブ王の経験があるオスナなど、歴史的な大補強を敢行した。孫オーナーをはじめ、ソフトバンクグループからの手厚いサポートを受けた。指揮官は「（本社のある）竹芝に明るい話題を届けられるように、精いっぱい頑張ります」と、総勢150人の前で宣言。11日の西武戦（ベルーナドーム）から、臨戦態勢の鷹を見せる。【只松憲】