7月24日にレクザムスタジアム(高松市)で行われた準決勝の英明―四国学院大香川西戦。
スタンドで、英明のチアリーディング部約20人は選手たちにエールを送っていた。

試合中盤、1年の女子生徒は、通路近くの席に座る中年の男性の行動が気になった。
スマートフォンを耳に当て電話をしているようなしぐさに見えるが、男性の口は動いておらず、話している雰囲気がない。
スマホのカメラは通路で踊る部員を向いており、「撮られているのでは」と不安に感じた。
しばらくすると、男性は座る場所を変え、今度は顔の前にスマホを出し、部員らにカメラを向けているように見えた。
試合後、女子生徒は教員に相談。
「大会に向けて練習をしてきたので周囲を気にせず、応援に集中したかった」と不安そうに話した。
学校側は同26日の決勝では、複数の教員が部員らの周りを囲み、不審者に注意したという。