【筒香嘉智と一問一答】日本復帰より、完全燃焼を胸に独立リーグへ「できるまで、ただやり続けるだけ」

米独立リーグのアトランティックリーグに所属するスタテンアイランド・フェリーホークスと契約した筒香嘉智内野手(31)は3日(日本時間2日)、ホームでのヨーク・レボリューション戦に「4番・左翼」で出場し、第2打席で右中間に2試合連続となる本塁打を放った。

 ――昨日、今日と2試合連続本塁打。打撃の感触はいいのでは。

 「1カ月どうしても空いたので、今後いろんな調整とか、身体の反応っていうのは出てくると思うんですけど、この3試合に関してはいい状態です」

 ――リーグ、チームのレベルをどう感じるか。

「思っているよりいい選手いるな、と。僕の物差しなんで、比べようがないんですけど、入る前には(後輩の)乙坂(智)にもいろいろ聞いてましたし、思ったより僕の勝手な独立リーグのイメージとはちょっと違いました」

 ――独立リーグ入りの理由は実戦を積めるからか。

 「僕はアメリカに来てから、エージェント(代理人)、ワッサーマンのジョエル(・ウルフ)さんといろんな相談をしながら彼の意見、アドバイスを聴きながら、ここまでやってきました。今回ももちろん何度も話し合う機会っていうのがあり、最終的に2人の意見が一致したのでここでプレーすることになりました」

 ――日本からのオファーもあったということだが。

 「本当にありがたいお話です。かなり親身になっていただいた球団さんもありましたし、複数の球団の方からオファーを頂きました。ただ、僕の中のまだアメリカでっていう思いが(あり)、簡潔にいうとそれで日本の方はお断りさせていただきました」

 ――迷いはなかったのか。

 「いや、もちろん日本がゼロだったかっていったら、ゼロではなかったんです。ただ、50-50かっていったら、それよりはこっちに残る可能性っていうのがもちろんかなり高かったですね」

 ――アメリカへのこだわりは、やはり自身の夢だからか。

 「もちろん状況というのは1週間単位で変わることもあれば、1年で変わることもある。1日で変わることもあるし、人それぞれだと思います。僕の中ではアメリカのメジャーリーグでプレーしたいっていう思いがずっとあって、ここに来たので、非常に淡白な言い方で表現すると“できるまでやるだけ”だなと思っています。もちろんアメリカでの需要がなくなれば、プレーするチームがなくなれば、それは考えないといけないんですけど、僕の中ではできるまで、ただやり続けるだけだなと思っています」

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