洋上風力発電を巡り、事業参入を検討していた風力発電会社「日本風力開発」(東京)が、自民党の秋本真利(まさとし)・衆院議員(47)側に計約3000万円を提供していたとされる疑惑は、
刑事事件に発展した。東京地検特捜部は4日、秋本氏の事務所を収賄容疑で捜索。一方、日本風力開発側は報道陣に対し、「賄賂ではない」と不正を否定した。

弁護人の説明によると、秋本氏と塚脇社長は競走馬の馬主仲間で、それぞれが出資する組合を作っている。
出資割合は秋本氏と塚脇社長がそれぞれ約45%、秋本氏が紹介した別の1人が10%ほどだが、
塚脇社長は知人名義で出資しており、組合の代表者もこの知人が務めているという。

特捜部は、この約3000万円について、塚脇社長から秋本氏側への資金提供にあたり、
賄賂の疑いがあるとみているが、弁護人は、「3000万円は塚脇氏が組合に提供した資金で、秋本氏個人への資金提供ではない」と説明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/36873afd6d2c809b74c62836cf544207ab710075