セ・リーグ最下位の中日が、4日のヤクルト戦で前人未踏の大記録をつくった。

 試合は打線が初回に細川らの適時打で4点を先制。3回にも細川の15合2ランが飛び出し、大きくリードを広げた。投げても先発・松葉が5回1失点に抑え、リリーフ陣にバトンタッチ。8回には細川のこの日2本目の本塁打が飛び出し、11-1の大勝となった。

 これで、8回終了時にリードしていた試合に限ると中日は100連勝を達成。21年9月7日の広島戦で、R・マルティネスが4点のリードを守れず、9回に逆転サヨナラ負けを喫したが、それ以降は約2年間、全て逃げ切りに成功している。

 この日は大差のため出番がなかったが、100連勝の記録を根底で支えているのは、もちろんマルティネスだ。ここまで開幕から33試合で自責点0の防御率0・00を継続。絶対的な守護神として君臨している。

 今季5月3日の阪神戦では、マルティネスが9回に2失点してサヨナラ負けを喫したが、8回までは6-6の同点。8回終了時のリードという条件には入らない。一部限定的な記録ではあるものの、金字塔であることに変わりはない。