内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の電子メールシステムから、不正な通信が外部に発信され、個人情報を含むメールデータの一部が外部に流出した可能性があることがわかった。NISCが4日、発表した。

関係者によれば、メールの内容が流出した可能性のある対象者に対し、NISCは個別に連絡を行っている。不正な通信はすでに遮断したという。サイバー攻撃を受けた可能性があり、原因を調査している。

NISCは内閣官房に設置され、政府のサイバーセキュリティー戦略の推進を担う重要組織。一方で省庁など政府機関のセキュリティー監視を行っており、2015年6月に発覚した日本年金機構へのサイバー攻撃も、NISCのネットワーク監視で判明した。(編集委員・須藤龍也)

https://www.asahi.com/sp/articles/ASR844J9SR84ULZU007.html