0001それでも動く名無し
2023/08/06(日) 10:50:03.61ID:zycokb0V08月6日、第105回全国高校野球選手権記念大会、いわゆる「夏の甲子園」が始まった。出場校は49校。輝く栄冠を手にするのは、どの高校か。固唾をのんで、テレビの甲子園中継に釘付けになる人もいるだろう。
しかし、小林信也氏(作家・スポーツライター)と玉木正之氏(スポーツ文化評論家・日本福祉大学客員教授)は、ともに「真夏の甲子園はやめたほうがいい」と主張する。
夏の甲子園の何がいけないのか、高校野球はどうあるべきなのか、日本野球界が抱える問題とは何か──。『真夏の甲子園はいらない』(岩波書店)を上梓した、小林氏と玉木氏に話をきいた。(聞き手:関 瑶子、ライター・ビデオクリエイター)
──本書『真夏の甲子園はいらない』で、小林さんは真夏の甲子園はやめよう、と呼び掛けています。なぜ、そのような考えに至ったのでしょうか。
小林信也氏(以下、小林):直接的な要因は、昨今の異常なまでの暑さです。
数年前まで、僕は中学硬式野球の監督をしていました。ある日、40度近い炎天下で1日に3試合をこなしたところ、熱中症で一人の生徒が倒れてしまった。幸い、救急車で病院に搬送してもらい、事なきを得ました。これは僕にとって、猛暑下で野球をすることの危険さと、野球、特に高校野球の認識を大きく変える出来事でした。
教え子に取り返しのつかないことが起こった場合、僕自身、指導者として責任の取りようがありません。他の指導者の方にも、その点について徹底的に考えていただきたいと思っています。
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