◇7日(日本時間8日)大リーグ エンゼルス3―8ジャイアンツ(アナハイム)

 全体練習の後、エンゼルス・守護神エステベスは大谷翔平や水原一平通訳と遠投をして遊んでいた。エステベスは左でボールを投げ、大谷らと楽しそうに笑顔が弾けた。

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 しかし、試合後にクラブハウスのロッカーに立った守護神の表情はこわばっていた。3日に逆転満塁弾を浴びて今季初めてセーブ機会に失敗した男が、またも悪夢に襲われた。9回に逆転打を浴びるなど1死しか取れず5失点の炎上。試合前にネビン監督に「きょうは投げたい」と志願してのマウンドだったが、負の連鎖は止まらなかった。

 試合後のエステベスは「状態は良かったし、いい球がいっていた」と語った。監督は「少し疲れが見える」とおもんぱかったが、本人は疲労の影響を否定した。志願の登板で疲れを言い訳にはできなかった。

 ただ、守護神だけを責めることはできない。この日の3点のうち2点は相手のミス。得点圏での勝負弱さ、つながりを欠く打線の得点力不足は、投手への負担となっている。投手陣もこの日はサンドバルが7回途中まで投げたものの、先発が長いイニングを投げられず救援にしわ寄せがいっている。連敗地獄にはまった原因は一つではない。

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