日本の南海上で発生した台風7号は、9日正午には小笠原近海にあって、ゆっくり西に移動しています。今後発達しながら北上し、お盆頃に日本を直撃するおそれがあります。

【写真を見る】「台風7号」発達しながら北上…日本直撃か 14日〜15日頃に東海地方付近に上陸し、関東地方へかなり近づく進路予想も【8月14日にかけての雨風シミュレーション】

台風7号は9日正午現在、小笠原近海にあって、中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。

今後、台風は発達しながら北西に進み、10日から12日頃にかけて暴風域を伴いながら、小笠原諸島に接近する見込みです。その後、13日から14日頃にかけて伊豆諸島へ接近するおそれがあります。

気象庁によりますと、台風7号は発達しながら西よりに進んだあと、11日以降は北よりに向かって行く予想となっています。

11日午前9時には965ヘクトパスカルの強い勢力となって、父島の東南東約120kmに進む予想です。

12日午前9時にかけて、さらに勢力を強めて950ヘクトパスカルとなって小笠原近へ北上。13日午前9時には950ヘクトパスカルのまま北西へ進み日本の東へ。14日午前9時には950ヘクトパスカルのまま北北西へ進み日本の南へ達する予想です。

海外の予報機関の予想はどうなっているでしょうか?

石川博康 気象予報士
「ヨーロッパとアメリカの予想によると、ともに気象庁と同じようなルートをたどり、発達しながら日本へと近づく見込みです。
特に14日から15日ごろにかけて、紀伊半島から東海地方付近に上陸する可能性が高くなっています。
またその後、関東地方にもかなり近づく予想もあります。お盆期間に日本を直撃する可能性がありそうとなると、イベントや交通の乱れなど、影響が心配されます。
まだ予想にブレがありますので、最新の情報をチェックするようにしてください」