削れるものは削る…「au」から「UQモバイル」に乗り換え
不妊治療に対する経済的不安……「リーマン氷河期世代」の憂鬱

──北陸地方・吉川耕太(33歳)・電車運転士・年収450万円(世帯年収900万円)

結婚して、より一層、倹約しています。削れるものは削ろうと。最近は物価も高くなっているし、コロナで電車通勤する人が減って、本当にうちの会社は大丈夫なのかと心配ですから。

スマホの料金が高いので、「au」から「UQモバイル」に変えました。そうすると、auの時に月7,000円だったものが、UQなら月1,600円から1,700円で済みますからね。大きいですよ。通信は3ギガで低速ですが、ユーチューブを見るくらいなら大丈夫だし。

会社に持っていく弁当は自分で作ります。お茶も買わなくなりました。水筒を持っていったほうが断然安く済みますから。コンビニじゃあ絶対に飲み物は買わないですよ。買うなら「コストコ」で1本30円の安い水ですかねぇ。

食品が高いですよね。いやぁ、「業務用スーパー」だって、今まで100円だった野菜が120円になり、180円になり……。コストコも値上がりしています。なにもかもが高くなっている。

でも、給与が上がるわけではない。今年のベースアップは年でたった2,500円ですよ。いろんな物が値上がりして、胃がキリキリする思いです。まだ子どもがいないからなんとかなるけれど、子どもがいたら、何を削ればいいのか……。