北朝鮮が2026年北中米W杯アジア予選に出場する意思をアジアサッカー連盟(AFC)に通達し、森保ジャパンが同国の平壌で試合を行う可能性が高まってきた。
 米ラジオ局「自由アジア放送」によると、AFCが北朝鮮からアジア予選に参加する意向が伝えられた。北朝鮮はカタールW杯アジア2次予選に参加していたが、新型コロナ禍を理由に途中棄権。AFC側はこれについて北朝鮮には懲戒処分を科さない方針も明らかにしていた。

 これを受けて韓国メディア「スターニュース」は「日本代表チームに平壌訪問の可能性」と報道。AFCと国際サッカー連盟(FIFA)は北朝鮮側に通常通りの参加を認める方針で、そうなると同予選で北朝鮮もホームアンドアウェーで戦うことになる見込みだ。

 森保ジャパンはシリア、ミャンマー対マカオの勝者、そして北朝鮮と同じB組に入ることが決まったばかり。9日に取材に応じた日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「北朝鮮がどういうふうに言うか。本来であればホームアンドアウェーが望ましいが」と語ったが、現状では相手の動向を注視している状況だ。