セ・リーグの球場で最も本塁打が出にくいのは、ドラゴンズが本拠地とするバンテリンドームナゴヤである。PF0.57ということは、他のセ・リーグの本拠地に比べて本塁打は半分ほどしか出ないということになる。

それに対して、ジャイアンツの本拠地である東京ドームや、スワローズの本拠地である神宮球場は、他の球場に比べて約1.4倍、本塁打が出やすい球場であるといえる。

パ・リーグでは、ホークスが本拠地とする福岡PayPayドームと、マリーンズが本拠地とするZOZOマリンスタジアムの本塁打PFが1.4より大きく、本塁打の出やすい球場

ということになる。しかし両球場とも、かつては本塁打が出にくい球場として有名だった。それが、福岡PayPayドームは2015年に、ZOZOマリンスタジアムは2019年に、外野フェンス前に観客席を設置したことでホームランゾーンが拡がり、本塁打が出やすくなったのだ。