韓国・済州(チェジュ)市内のあるスーパー。14日午後、塩の売り場の棚はがらんと空いていた。小包装された一部の塩と、樽に入った簡便製品のいくつか除いては、すべて品切れだった。

日本の福島原発処理水の放出が秒読みに入り、済州でも「塩買い占め現象」が始まっている。

ある食材売り場では毎朝、天日塩の「オープンラン」(購入のため開店前から駆けつける現象)まで繰り広げられる。午前9時に20kg20袋が売り場に並べられる前から消費者が並ばなければならないほどだ。買い求める消費者が増えて、最近は「1人1袋」と販売数量制限までかかった。

「20㎏の天日塩は普段は積み上げて売っていたが、今は売り場に出すやいなや、食堂の経営者だけでなく、一般市民まで並んで買っていく。並ぶのが遅れて買えない客は、残念そうに小包装塩を買っていく」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e3cfb370152906ba7a5192279a8785f7a7b0a6f