https://news.yahoo.co.jp/articles/64d1918424edd10ac6e70ae2be665097dba13124

長嶋監督に推薦した責任
 なぜ私は原監督に厳しいのか。

 長嶋茂雄監督の第2次政権時代、後任に関して、私は長嶋に「原を指導者として育てた上で勇退しろ」と助言した。2002年、原は監督に就任。長嶋は私の期待に応えてくれた。初めに彼を監督に推薦した責任が私にはあるのだ。

 オールスターのようなチームなら原采配でもいい。何も教えずに済む。だが、弱いチームを一から教えて、指導者と選手が互いに苦労して勝って日本一になってこそ選手もファンも喜び、指導者も勉強になるのだ。

 その点、岡田監督はオリックスで苦労した。10〜12年の3年間、指揮官を務めて5位、4位、6位。その経験が岡田監督を進歩させたのだ。ポジションや打順も巨人のように変えない。阪神が負けるようなことがあれば野球そのものがダメになる。