パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールのアル・ヒラル移籍が15日、正式発表された。

ネイマールは2017年、世界最高額となる2億2200万ユーロ(当時:約291億円)でバルセロナからPSGへと加入。通算173試合で118ゴール77アシストを記録し、5度のリーグ優勝など数々のタイトル獲得に貢献してきた。しかし先日、ルイス・エンリケ新監督から構想外を告げられたともされ、12日に行われたリーグ・アン開幕戦のロリアン戦でもメンバー外に。退団が濃厚となっていた。

新天地は、かねてより噂に挙がっていたサウジアラビアのアル・ヒラルに決定。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によれば。2年契約で、給与は総額3億ドル(約436億円)に。さらに、商業面での取引とボーナスで最大1億ドル(約145億円)が上乗せされるという。また、移籍金は8000万ユーロ(約127億円)程度の見込みで、ボーナスも含めると1億ユーロ(約159億円)前後とみられている。

なお、『レキップ』の報道によると、ネイマールはアル・ヒラルとの契約が満了する2025年夏にヨーロッパ復帰を画策しているとのこと。2026年に控えるワールドカップを前にバルセロナへ復帰することを望んでいると伝えられている。

ブラジル代表では10番を背負い、世界を代表する選手として活躍をしてきたネイマール。クリスティアーノ・ロナウドのほか、今夏にカリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテ、ジョーダン・ヘンダーソン、リヤド・マフレズら数々の名手が移籍したサウジアラビアに、また一人スーパースターが渡ることになった。