アニス「わ、私は知らないからね!私はただ借金を返そうとしただけだから!
    イオン様の行動を報告すれば借金の肩代わりをしてくれるって・・・」
ティア「あなたはモースに騙されたのよ。そしてその結果導師イオンとタルタロスの乗組員達は犠牲になった」
アニス「そんな!そんなはずは・・・」
ティア「モースはイオン様にスコアを読ませていたわ。
    でもイオン様にはもうスコアを読むだけの力は残ってなかった。
    私が迂闊でした、まさかアニスがスパイだったなんて・・・」
ジェイド「せめてアニスには事前に相談して欲しかったですね
    仮に両親が人質に取られていたとしても、我々の手で救い出せる可能性があったかもしれません。
    今となっては言っても仕方のないことかもしれませんが」
ナタリア「そうですわね、イオンは死んでしまいましたわ。何千という人間の希望が、一瞬で・・・」
アニス「わ、私が悪いっての?私は、私は悪くない!!
    だってモースが言ったんだもん、モースがやれって!私は悪くない!私は悪くない!」
ティア「大佐?」
ジェイド「ダアトに戻ります。ここにいると、馬鹿な発言に苛々させられる」
アニス「なによ!私はパパとママを人質に取られて脅されてたんだよ!皆だって何もできなかったじゃない!私ばっか責めないでよね!」
ルーク「アニスの言うとおりだ、俺だって何も出来なかった。だけど・・・」
ミュウ「ご主人様!こんなサイテーな奴、ほっといた方がいいですの」
アニス「わ、悪いのはモースだよ!私は悪くない!ねえガイ、そうでしょ」
ガイ「アニス、あんまり近寄らないでくれ・・・」
ティア「少しはいいところもあるって思ってたのに、私が馬鹿だった」
アニス「ど、どうして!どうしてみんな私を責めるの!」
ルーク「アニス、元気を出してくれ」
アニス「ルークは黙ってて!あんたに私の何がわかるの!」
ルーク「俺も、俺のせいでアクゼリュスの人が沢山死んでしまったから、だからお前の気持ちがわかるんだ」
アニス「ルークなんかと一緒にしないで!ルークなんかと・・・うぅ・・・」