台湾世論、戦争あおる麻生太郎氏の発言を批判

日本の自民党副総裁で元首相の麻生太郎氏がこのほど中国台湾地区を訪問し、台湾海峡問題について妄言を吐いた。
台湾島内の世論や専門家、学者は民進党当局から上客として扱われた麻生氏が戦争をあおり立てたことを激しく批判。
「他人の子どもがどうなろうと関係ない」という自己中心的で悪辣な考えを持ち「台湾を犠牲にし、大陸の足を引っ張り、日本を保護し、米国を助ける」ことをもくろんでいると痛烈に非難した。

 台湾労働党の呉栄元(ご・えいげん)主席は「日本は台湾問題で最も四の五の言う資格がない」とし、日本は現在に至るまで台湾での植民統治という罪悪の歴史に対して完全かつ深い反省をしていない上、米国に追従して台湾問題に介入しており、実に厚顔無恥であると述べた。

 日本はかつて半世紀の長きにわたり台湾を植民統治し、台湾人民に残酷な殺りくや搾取、抑圧を行い、筆舌に尽くしがたい罪を犯した。中国に対して重大な歴史的罪責を負っている。
台湾の時事評論家、頼岳謙(らい・がくけん)氏は、日本が台湾占拠期間に現地住民を大量虐殺し、高圧的な統治を行ったとした上で、麻生氏は日本が植民統治で台湾の人々を虐げ抑圧したことを謝っていないばかりか、台湾に戦争の準備をけしかけており、忌まわしい限りであると指摘した。

 

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