0001それでも動く名無し
2023/08/16(水) 19:04:25.92ID:o2z2I2Zud募集しているのはサイバー犯罪捜査官。技術者視点から新たな捜査手法を編み出したり、警察と民間企業との橋渡しをしたりする。府警は平成１１年から計１２人を採用し、現在も全員が在籍。いずれも「ネットワークスぺシャリスト」など特定の資格を持ち、ＩＴ関連企業などでの勤務経験がある。
もっとも、近年はなり手を募集しても応募ゼロの年があり、ニーズに反して人材獲得は思うように進まない。デジタル環境が加速化する中、質の高い人材を求めるのは警察だけではないからだ。ただ、サイバー犯罪捜査官で府警サイバー犯罪捜査課の福山剛志課長補佐（５１）はこう言う。
「サイバー捜査は警察でしかできない」
情報処理会社でシステム開発を担当していたが、自らの強みを生かして社会正義を実現するため府警の試験に挑み、１１年に当時のハイテク犯罪捜査官として採用された。以降、サイバー犯罪捜査の第一線で活躍する。
印象に残っているのは、２８年、目を傷つける恐れがある違法な高出力レーザーポインターをネットオークションで販売したとして、他の６府県警と出品者計１５人を摘発した事件。出品状況を自動かつ一覧で把握できるソフトを開発し、捜査を格段に進めやすくした。
「サイバー犯罪の捜査だけでなく、サイバーの知識を使った犯罪捜査や支援ができるのが強み」と福山補佐。警察庁指定の広域技能指導官でもあり、後進にノウハウや経験も伝授している。
