0001それでも動く名無し
2023/08/17(木) 00:44:14.51ID:gjrWpCos0分析対象となったのは、イギリス・ドイツ・フランス・アイルランドのヨーロッパ4カ国に住む健康な男女807人で、調査は対象者が14歳・19歳・23歳の時に行われました。また、それぞれの調査時点で2回以上タバコを吸ったことがある人は、喫煙者として分類されました。
この研究の結果、14歳までに喫煙を始めた人は非喫煙者に比べて脳の腹内側前頭前野という部分の左側にある灰白質が著しく少ないことがわかりました。
左前頭前野は、意思決定やルールに関連する部位で、灰白質は情報を処理するニューロンの集まりです。このことから研究チームは、左前頭前野の灰白質の減少により認知機能が低下し、ものを考える機能が限られることから生じる「脱抑制」、つまり衝動的なルール違反が引き起こされ、これにより若くしてタバコに手を出してしまう可能性が高まるのではないかと指摘しました。
ニコチンは脳にとって有害なため、左前頭前野の容量が少ないだけでは、喫煙したことで脳の発達が妨げられた可能性を排除できません。しかし、19歳時点でのデータを調べたところ、この時までに喫煙を始めた人は14歳の時点ですでに左前頭前野の灰白質が減少していたとのこと。これは、脳のサイズが小さいことが喫煙の開始につながっているという因果関係を示唆しています。
https://gigazine.net/news/20230816-gray-matter-volume-linked-smoking/