0001それでも動く名無し
2023/08/17(木) 05:44:12.04ID:HLcwLP+jMあと一打が出なかった。先発のグリフィンが6回1失点とゲームメークしたが、この日は勝負どころで打線が決め手を欠いた。7イニングで走者を出しながらも3併殺。最後は同点の9回一死満塁から登板した今村が代打・宇佐見に決勝打を許した。
これには原監督も「1点ではなかなかね。1点ではなかなか(試合を)支配するのは難しいね」と攻めあぐねた打線を嘆くしかなかった。
ただ、指揮官自身も名将らしからぬミスを犯していた。0―1で迎えた3回の攻撃。二死一、二塁で坂本が放った打球を相手三塁手・石川昂が処理して「5―4―3」と転送した。二塁突入の一走・吉川はアウトかセーフか微妙なタイミングとなったものの、念のためボールは一塁にも送球されており、打った坂本は一塁にまったく到達していなかった。判定は「二塁アウト」で、攻守交代となった。
すると原監督は二塁のアウト判定についてリクエストを要求。たとえ二塁がセーフになったとしても、打者走者の坂本は一塁でゆうゆうアウトのため、攻守交代の状況は変わらない。謎のリクエスト要求に球場はどよめきに包まれ、結局判定が覆ることはなかった。
この一連の珍事について、原監督は「いや、まあ俺の中では一塁を見てなくて『あそこの場面だ』というのがあってね、リクエストさせてもらったと」と、ごまかすことなく正直に説明。二塁上のタイミングのみに注視しすぎるあまり、一塁への送球を認識していなかったという。
ファンをも困惑させた行動は、当事者の選手たちにはどう映っていたのかというと…。ある選手は「自分たちも『?』な状態で…。ちょっと何が起こっているのか分からなかったですね」と舞台裏を告白。打った坂本も攻守交代の際には不思議そうな表情を浮かべながら、ベンチの選手に状況説明を求めたそうだ。
打線が決め手を欠き、手痛い敗戦を喫したことは事実だが、熟練指揮官らしからぬミスでナインに混乱を招いたのも事実だったようだ。今季は残り39試合。終盤戦に突入する中で、ここからどう切り替えていくのか。