「姉と音信不通」とウソの文書作成、男性を「滝山病院」に強制入院…市職員ら7人書類送検

 東京都八王子市の精神科病院「滝山病院」に、埼玉県所沢市に住む50歳代男性を家族の同意なく強制入院させたとして、
県警は17日、所沢市の職員と元職員計7人を監禁と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いでさいたま地検川越支部に書類送検した

男性は統合失調症にかかり、2018年11月~19年1月、精神保健福祉法に基づく強制入院「医療保護入院」で滝山病院に入った。

 捜査関係者によると、所沢市がこの手続きを進めた際、7人は男性の姉が「音信不通」だとする虚偽の文書を作成・決裁した疑い。
医療保護入院は家族の同意が必要だが、音信不通などの場合は市町村長の同意で可能となる。男性は今年3月、「姉とは連絡が取れる状況だった」などとして職員らを告訴していた。