泣きじゃくる選手を横目に堤尚彦監督(52)は穏やかな表情だった。「本当に幸せな時間を過ごさせてもらった。見えそうで見えなかった、妄想ではない世界には入れた。ここまで連れてきてくれてありがとうと選手たちに言いたいです」と感慨深げだった。

青年海外協力隊員としてアフリカやインドネシアで野球普及に携わり、ジンバブエ代表監督として東京五輪アフリカ大陸予選を戦った経験も持つ。「世界に野球が普及しないと日本の野球は滅びていく」と危機感を抱き、「野球もサッカーのW杯のように発展してほしい」と夢を描く。

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