これまでの経緯を振り返っておこう。

 秋篠宮邸の改修は2020年3月に始まった。改修中の仮の住まいである御仮寓所(ごかぐうしょ)は19年2月に約9億8000万円で完成している。宮邸の改修費は当初の予算から膨らんで約34億6000万円で、御仮寓所と合わせて44億円を超える予算規模となった。

 宮邸は22年9月に完成し、23年3月までにご一家が御仮寓所から移られる予定だったが、佳子さまだけがそこに移られないのではないかとの報道が相次ぎ、6月30日になって秋篠宮家を担当する皇嗣職トップである加地隆治大夫が定例会見でその事実を認めた。