――面接官の多くが共通して求めるのは「自分の言葉で語ってほしい」ということ。

住宅 マニュアル通りの受け答えしかできなかったり、用意してきた答えしか返せなかったりという学生は印象が悪い。どんな質問をしても、無理やり自分が用意してきた答えに結び付けて返してくる学生が増えている。そういう場合は「あなたの言葉で話してください」ともう一度、やり直します。

娯楽 何をどう聞いてもマニュアル通りにしか答えない就活生がいました。こちらが頑張ってマニュアル以外の答えになるように仕向けても、それを切り返してマニュアル通りの答えに持っていく「強者」。その就活生は「100社受けたがどこも受からない」と嘆いていましたが、当然です。姿が見えないのですから。

鉄鋼 冗舌な学生は多いですけど、「結局何が言いたいの?」と思う返答が少なくない。就活の面接はたくさんしゃべればいいというわけではない。

建設 しゃべりの上手な人を求めているわけではありませんが、質問に対し、答えだけ返してくるのが困る。なぜ、そういう答えなのか、自分の過去や自分の長所などを踏まえたうえで、その場で考えて答えてもらえると説得力がある。

IT中堅 その場で考えてくれるのはいいのですが、ある学生は志望動機を聞いたら、「ええっ~と」と部屋の天井の角をにらんだまま、数分間黙りこくってしまったことがありました。

面接官が語る「こんな学生は嫌われる」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO84189200Q5A310C1000000/