早くも本拠地で今月3度目のお立ち台に上ったブリンソンは「ユウショウシマショウ」と覚えた日本語で、ファンに呼びかけた。日々成長を続ける助っ人が、チームに必要不可欠な存在になりつつある。(井上 信太郎)

 ◆ブリンソンのミス

 ▽4月6日のDeNA戦(横浜) 2回1死一塁で左中間へ打球を飛ばすも一塁走者の岡本和が三塁でストップしているのを確認せずに、二塁を回って三塁へ。岡本和はやむなく本塁にスタートを切ってアウト。さらに、三塁に到達していたブリンソンは、アウトカウントを間違えてチェンジになったと思い込み、ヘルメットを脱いで三塁ベンチに戻ろうとしてタッチアウトになった。

 ▽5月3日のヤクルト戦(東京D) 1死から左翼線二塁打を放った3回。代打・門脇の中飛でアウトカウントを間違えたのか三塁まで飛び出し、併殺。さらに5回の守備では左翼・秋広と左中間の飛球を“お見合い”し、二塁打にしてしまった。

 ▽8月9日の阪神戦(東京D) 5回1死でビーズリーから中堅フェンス直撃の飛球を放ったが、本塁打を確信し、全力疾走を怠るボーンヘッドで単打止まりとなった。