そんなん意識してへんよ――。23日、首位・阪神は最下位・中日を7―2で下し、4連勝でマジック24とした。

 試合は1点を追う4回に中日先発・小笠原を攻略。無死一塁から大山の投ゴロを、小笠原が二塁へ悪送球すると、このミスに乗じ一死二、三塁と一打逆転の場面を作ると、佐藤輝が右前に同点適時打、さらに一死満塁から木浪が左翼へ犠飛を放ち3―2と勝ち越し。終盤には6回の近本の7号ソロ、8回には3四球と2安打で3点を奪い、最下位・中日との勢いの差を見せつけた。

 京セラドームはこれで今季全勝の8連勝。この日の白星で、岡田彰布監督(65)は阪神の監督としては、松木謙治郎に並び歴代3位となる460勝に到達した。

 試合後の岡田監督は「(空調が効いていて)涼しいんでね。やっぱりいいですね」と白い歯を見せて応じたが、自らの通算の記録については「そんなん計算してないから分からへんよ。一つひとつの積み重ねやから」と涼しい顔で受け流すのみ。自らの節目に浸ることなく、その脳裏は、残り31試合でどうアレ(優勝)に行きつくかに全集中している模様だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/837b1e989d3c41cae62c67c7b0c8e7c0543f8b9b