オリオールズの藤浪晋太郎投手は、アスレチックス戦で7―0とリードした9回から登板。強力打線の上位3人を3者連続三振になで斬る快投で完封勝ちに貢献した。オリオールズの貯金は今季最多の「30」(78勝48敗)となった。

 敵軍の地元メディアを歯がみさせるほどの投げっぷりだった。まずはリーグ2位の打率・318を誇る安打製造機ビシェットを、外角高め161キロの直球で空振り三振。続く通算189発のベルトもほぼ同じコースの直球で、こちらは見逃し三振。締めは2021年に大谷翔平を抑えて48発でキングに輝いたゲレロを、外角低め146キロのカットボールで空振り三振に仕留めた。

 対戦相手ブルージェイズの地元ネットラジオ局ザ・クロスオーバーは「藤浪をやすやすと『出来る大リーガー』のように見せたのが、この敗戦で最も恥ずべき部分だ」と歯ぎしりした。

 オリオールズ公式X(旧ツイッター)は「フジはえげつない」と『降参』の顔文字付きでツイート。また、フォロワー数48万人弱を誇る『ピッチング・ニンジャ』こと米野球アナリストのロブ・フリードマンさんは、藤浪の3つの奪三振動画を添えて「藤浪晋太郎、『K‘ing the side(3者連続三振)』」と記した。(写真はAP)

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