兵庫県警尼崎東署などは22日までに、スーパー「北野エース」の運営会社から約2億円を横領したとして、元同社経理部次長、門口純容疑者（43）=大阪市港区=を業務上横領容疑で逮捕した。

同署によると、門口容疑者は横領した金のうち約1億2千万円を主に5種類のスマートフォンのゲームに課金。「ゲームのアカウントを強くして、ネット住民に認めてもらいたかった」と供述している。このほか約2千万円を風俗店や女性従業員との飲食や旅行で費消し、約2千万～3千万円を株の購入に充てるなどしていた。

逮捕容疑は2017年9月20日～23年5月31日、尼崎市の同社事務所で、会社の預金口座から休眠口座に171回にわたり計約2億円を振り替え、横領した疑い。

門口容疑者は当時、預金口座の管理業務を担当し、休眠口座から現金を引き出していた。今年5月、同僚が不審な金の動きに気付き、社内調査で不正が発覚した。

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