鋼屋ジン”と“Niθ”が紡ぐ、新たな『デモンベイン』の物語「斬魔大戰デモンベイン」発売中！ - デモンベイン.com
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【あらすじ(本書前書きより)】

並行宇宙の全ては消滅した。
三千大千世界の全ては無に帰した。
無限螺旋を破る戦いも、血の彩の悪夢を超える翼も、いまや何の意味を持たない。
魔を断つ剣の物語は、たったひとつの虚無に呑まれてしまった。
――渦動破壊神。
邪神を憎み、邪神が生み出した世界そのものを呪い、あまねく全てを破壊し尽くした魔を“絶つ”剣。
この物語は、壊れた世界の残骸たちが惨めにも無様に足掻く、最期の断末魔である――

『斬魔大戰デモンベイン』の世界にようこそ。本書は『斬魔大聖(機神咆吼)デモンベイン』『機神飛翔デモンベイン』の続編に位置する物語である。
突如として、デウス・エクス・マキナの如く現れた渦動破壊神は、何もかもを破壊した。
渦動破壊神に抗った者たちも皆敗れ、『デモンベイン』の物語はバッドエンドでさえない、デッドエンドで幕を閉じた。
『斬魔大戰デモンベイン』は終わってしまったはずの世界の後、何故か始まる物語である。
だがこの世界にはもう、大十字九郎もアル・アジフも存在しない。魔を断つ剣は喪われてしまったのだ。
ならば新たな英雄が必要である。新たに魔を断つ剣を執る者が必 要である。
『斬魔大戰デモンベイン』の物語は世界設定を一新し、新しいキャラクターたちを主人公に綴られていく。
渦動破壊神は新たな物語を拒絶するだろう。しかし彼らは抗い続けるしかない。
きっとこの物語は敗北した世界の、虚しい悪足掻きに過ぎないのだろう。
そして、それはつまり――いつも通りということである。

本書は『斬魔大戰デモンベイン』の設定資料に、少しの物語を据えて構成されている。
ここで語られる物語は、『斬魔大戰デモンベイン』の一部に過ぎない。
いつか『斬魔大戰デモンベイン』の全てを語るために、何卒、皆様のお力添えを賜りたい。

それでは物語を創めましょう。
でたらめを入れて、理不尽で遮りながら、荒唐無稽を打ち出しつつ。
黄金の黄昏に、求愛の悲鳴にも似た物語を――