異性間の性交渉では、女性は男性よりもオーガズム(性的絶頂)を感じる回数が圧倒的に少ないとされています。この「オーガズム・ギャップ」と呼ばれる特徴について、フロリダ大学心理学部のローリー・ミンツ氏が解説しています。

多くの女性がオーガズムを得るためにクリトリスへの刺激を求めるにもかかわらず、多くの映画やテレビ番組、雑誌などがペニスの挿入だけでオーガズムを感じる女性を描いていることが指摘されています。また、ミンツ氏は「我々の文化では、『性行為』と『ペニスの挿入』を同じであるかのように扱っています」と述べ「挿入の前に行われるクリトリスへの刺激を『前戯』として扱い、まるで性行為の下準備として軽視しています」と指摘しています。