エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは26日(日本時間27日)、敵地で行われるメッツ戦の試合前に会見を行った。大谷翔平投手が右肘の内側側副靱帯を損傷したことを受け、故障前に検査を受けていたかどうかなどについて説明した。

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 ミナシアンGMは「ここ数日、検査について多くの問い合わせを受けた。検査を受けたのは、怪我を感じた後だ。今月初めに検査を受けるよう提案したが、彼と代理人が辞退した。理由は理解できる。指のけいれんだったので、(腕の検査が必要だと)信じなかったからだ」と明かした。
メッツ戦前に取材に応じたエンゼルスのペリー・ミナシアンGM【写真:川村虎大】
 さらに「信用の問題だ。選手と私は3年間一緒に仕事をやってきて、私たちのやり方で3シーズンいい形で過ごせていた。私は(そのやり方に)後悔していない。野球に怪我はつきものだ。残念だ。私たち、本人、野球界にとってタフな出来事だ」と説明した。

 3日(同4日)に本拠地で行われたマリナーズ戦で、右手と右指のけいれんのため、4回で緊急降板していた。「8月上旬だ。そのときに提案した。詳細には触れないが、ショーと彼の代理人は(検査を)必要だと感じなかった。私は彼ら(の判断)を全面的に尊重する」と語った。

 また、手術を受けるかどうかなど、今後についての具体的な言及はなかった。「タイムラインはない。(今後)どうしたいかは、彼の判断だ。ネズ(バレロ代理人)とはいい関係だ。ショーとイッペイ(水原一平通訳)も含まれる。彼より信じている選手はいない」と明かした。

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