0001ねこりん ◆cV3o.JJaWE
2023/08/27(日) 19:45:12.60ID:+3+dq13R0地球にとどく太陽放射の増大をもたらす。
太陽放射の増大はケイ酸塩鉱物の風化を加速させ、
大気中の二酸化炭素濃度を低下させる。
今から6億年後には、地球の二酸化炭素濃度は
C3型光合成を継続するための水準を下回り、
樹木の生存は不可能になる。
一方で、一部の植物はC4型光合成を利用しており、
10ppmという低い二酸化炭素濃度でも存続することができる。
しかしながら、長期的な傾向は
陸上の植物をすべて死滅させることになる。
地球の食物連鎖の基礎である植物の絶滅は、
ほとんどすべての動物の死も意味する。
約10億年後には、
太陽の光度は現在よりも10パーセント増加する。
これにより地球の大気は「湿潤温室状態」に入り、
正のフィードバックによって海洋の蒸発が急激に進行する。
海洋が消滅すると、
プレートの運動は終わりを迎える可能性が高く、
同様に炭素循環のメカニズムも失われる。
20億 - 30億年後には、
地球の磁気ダイナモが停止する可能性があり、
それは磁気圏の崩壊をもたらし、
外気圏から宇宙空間への軽元素の流出を増加させる。
現在から40億年後、
地表温度の上昇により暴走温室効果が引き起こされ、
地球表面は高温によって融解する。
この時点で地球のすべての生命が絶滅することになる。
もっとも可能性の高い地球の最期は、
およそ75億年後、赤色巨星段階に入り、
現在の地球軌道を超えるほどに膨張した
太陽によって飲み込まれるというものである…。