「中高年の転職の厳しさを知ってほしい」憧れの職業パイロットから、
アルバイト掛け持ち生活に転落 「実家がなければホームレスだった」

華やかなイメージと高収入から「憧れの職業」と言われるパイロット。
津雲渡さん(仮名、50歳)は数年前まで、国内の航空会社に勤務するパイロットだったが、事情があって退職を余儀なくされた。
その後、別の航空会社への転職が決まったが、その「内定」は一転して白紙に。
待っていたのは、その日暮らしのアルバイト生活だった。

 「実家がなければホームレスになっていた。
コロナ禍で大学新卒の内定取り消しが社会問題になったが、中高年が新たな就職先を見つけるのがいかに厳しいか分かってほしい」。
天国から地獄に転げ落ちるような経験。
憤りを隠せない津雲さんが事の顛末を語った。