無免許で車を運転して男性をはね、そのまま逃げて死亡させたとして、警視庁は住所不定、建築業の吉野北斗容疑者(28)を自動車運転死傷処罰法違反(無免許過失運転致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、28日に発表した。容疑を認め、「絶対にけがをしていると思ったが、頭が真っ白になって逃げた」と供述しているという。

 小松川署によると、吉野容疑者は乗用車を運転中だった24日午前0時50分ごろ、東京都江戸川区平井3丁目の区道を左折しようとした際、路上に横たわっていた近くに住む職業不詳の後嵩西(しいたけにし)安正さん(57)と衝突し、救護措置をとらずそのまま逃走した疑いがある。後嵩西さんは搬送先で間もなく死亡が確認された。

 吉野容疑者は交通違反や事故が原因で、2016年2月に免許が失効していたという。

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