無死満塁で代打に出たのがミエセスだった。しかし、何を狙っていたのか、まったく不可解なスイングなしの見逃し三振。うなだれてミエセスはベンチに戻るしかなかった。

翌日、通訳を介して岡田はミエセスに聞いた。「なんで振らなかったんや?」。するとミエセスは真顔で、こう訴えた。「あんな緊張する場面で打席に立ったことがない。だから体が固まったようになった」。岡田はゲラゲラと笑った。「ホンマかいな。緊張して振れんかったんか…」。ミエちゃんを見る顔はやさしさにあふれていた。
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これすき