北アルプス鹿島槍ヶ岳「八峰キレット」で数十m滑落 千葉県の60代女性を県警ヘリで救助 重傷の模様

 8月28日午前、北アルプス鹿島槍ヶ岳で千葉県の60代女性が滑落して、長野県警のヘリで救助されました。右手首骨折による重傷の模様です。
 警察によりますと、28日午前、北アルプス鹿島槍ヶ岳の八峰キレット(標高約2500メートル)付近で千葉県八千代市のパート従業員の女性(60)が滑落し、午前9時過ぎ、近くの山小屋の従業員を通じて救助要請がありました。
 午前10時50分ころ、県警ヘリが女性を救助し、松本市内の病院に搬送しました。右手首骨折による重傷の模様です。
 女性は27日、2人パーティーで柏原新道登山口から入山し、28日、鹿島槍ヶ岳を経由して、五竜岳方面に縦走中に登山道から数十メートル滑落したとみられています。
 八峰キレットは鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間にあり、一般ルートではあるものの急峻な岩場の難所です。
 警察が滑落した原因などを調べています。