以前はTwitterとして知られていたプラットフォームの根本的な変革により、1年あまりメディアで見出しを飾ってきたイーロン・マスクは、『VALORANT』の大会であまり楽しいときを過ごせなかったようだ。

マスクは、先週末にロサンゼルスで開催された「VALORANT Champions 2023」の決勝戦に訪れた。彼は幼い息子のX Æ A-12・マスクと一緒にイベントの外でキャッチされ、その後に親子はプロチームEvil GeniusesとPaper Rexの試合で観戦に加わった。

あるときメインスクリーンにマスクの姿が映った際、観衆からブーイングと「ツイッターを戻せ」のシュプレヒコールが巻き起こった。この瞬間は瞬く間にSNSユーザーの注目を集め、ユーザーは「X」への対応全般について議論した。

あるユーザーは「LivestreamFail subreddit」の賛成多数のメッセージで、「イーロンは誰が青いチェックマークだったか把握しておくべきだったな。そうすれば自分がCEOになる前に、彼らにメガホンを渡すことができたはずだ。現代におけるTwitterの仕組みと似てるよな」と冗談交じりに投稿していた。

イーロン・マスクが『VALORANT』の決勝でブーイングを受け、皆「Twitterを戻せ」と叫び始める(笑)
2023年を通じてマスクは、「X」への対応について批判を集めてきた。2022年末に同社を引き継いで以来、マスクは社名を変更して本社の屋上に巨大な「X」の看板を掲げ、ユーザーをブロックする機能を削除する可能性をほのめかし、認証などの重要な要素に大規模な変更を導入した。

その方針により、TeslaとSpaceXを率いる億万長者である彼はSNSで賛否両論の意見を浴びせられる人物となった。

一方、マスクは『VALORANT』の大会でのブーイングには反応せず、代わりに国際宇宙ステーションへのSpaceXの「Crew-7」のミッションにフォーカスしていた。

ちなみに大会自体に関しては、Evil Geniusesが優勝をおさめた。