宮本氏はこの話題について質問されると、苦笑い。「あれはセーフにせなあかんね。(ベースを)ふさいでる。故意だろうが、故意でなかろうが」と即答した。

 問題のプレーは18日・同戦の九回。阪神は1死一塁から一走・熊谷が二盗を試み、一度はセーフの判定が下ったが、リクエストによるリプレー検証の末にアウトに覆った。映像ではベースカバーに入った遊撃・京田の足が二塁をふさぐ走塁妨害のようにも見えたが、審判団は京田の行為が故意ではなかったと判断した。

 現役時代、遊撃を中心に守備の名手と知られた宮本氏は「ショート的に言うと…あんなんならない。あんなん、なったことない」と、京田のプレーを解説。「他の選手でも見たことないでしょ?(送球が)決していいボールじゃない。アウトにするのも重要だけど、大けがしないようにするのも重要。前にいくか、後ろに下がるか、走路だけはいかないほうがいい」とした。

 この試合以外でも京田に似たようなプレーがあったと指摘。宮本氏は京田自身がけがすることも懸念し、「もし故意じゃなくそうなってるなら、(ベースカバーの)入り方の勉強した方がいい。京田もちょっと遅れているから、慌てて入ったのかもしれないけど。あそこでドーンと走路に入ることはしない。あれはけがするから、改善したほうがいい」と、語った。