(セ・リーグ、阪神2-4DeNA、22回戦、阪神13勝9敗、30日、甲子園)久々の好感触でDeNAの先発、バウアーに先制パンチをたたき込んだ。阪神・ノイジーが自身143打席ぶりとなる6号ソロで先制したが、空砲に終わった。

「長打が打てていなかったので、久しぶりに打つことができて気持ち良かった。いいスイングができたと思う」

二回2死の第1打席から魅せた。154キロ直球を芯で捉え、打球は左翼スタンドに一直線。この回は先頭の大山が四球で出塁するも、続く佐藤輝が見逃し三振。二盗を試みた大山も憤死する嫌な流れだったが、一振りで吹き飛ばした。7月4日の広島戦(マツダ)以来約2カ月ぶりとなるアーチを架け、これで対バウアーは打率・444(9打数4安打)、1本塁打と相性抜群だ。

佐藤輝の適時打で2―4と迫った六回は、なお2死一、二塁で打席に入るも投ゴロで凡退。本塁打のあとは3打席無安打で、チームを勝利に導くことはできなかった。「他にもっと仕事をするべき場面で、できなかった。それが悔しいほうが強いです」。一発の手応えよりも好機で打てなかった反省をにじませ、球場を後にした。(邨田直人)

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