■「積み立て保険を」身勝手な言い分

 渡辺さんは娘とともに漁協に説明を求めました。そこで、対応したのは渡辺さんと家族ぐるみの付き合いがあった春日容疑者でした。その時のやり取りの音声があります。

 音声 春日公美容疑者:「契約しているの、積み立て保険。本当にごめん、本当ごめん。私が悪いんだ。私が勝手なことをしたの。色んな人たちを見てきて相続とかも見てきて、あや(渡辺さんの娘)に一番残してやりたいと思ったの」

 渡辺さん家族を思い、資産運用したと主張したのです。春日容疑者の説明によると、2000万円を名義人不明の定期預金に。さらに1500万円を無断で作った渡辺さんの息子名義の口座に移したといいます。そのうち300万円を自分名義の積み立て預金に。100万円を渡辺さんの娘と孫の名義でそれぞれ定期預金したということです。

 その他におよそ300万円がなくなっています。

■「私が滅ぶしか…」記者が直撃

 被害者に問い詰められると…。

 音声 春日公美容疑者:「だってやってないけど、本当にやってないよ。信じてって言ったって信じてもらえないんだもん。会社に迷惑掛けて、皆に迷惑掛けて。そうしたら私、滅ぶしかないでしょう」

 結局、口座や積み立ては解約され、元に戻されました。しかし、およそ300万円は返ってきていません。

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