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大谷翔平の右肘故障の原因は?専門家が分析&メジャーへの改革を提言
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0001それでも動く名無し
垢版 |
2023/09/01(金) 08:57:26.46ID:RcVRRyDoa
メジャーリーグ・エンゼルスで投打に活躍する大谷翔平選手が右肘靱帯を損傷し、今季の残り試合には投手として登板しないことが決まった。日米通算200勝にあと4勝に迫るパドレスのダルビッシュ有投手も右肘の炎症で15日間の負傷者リストに入った。オリオールズでは、藤浪晋太郎投手が勝ちパターンで登板する機会が増えてきたが、これも守護神で今季33セーブのフェリックス・バティスタ投手が右肘の靱帯負傷で負傷者リスト入りした影響が大きいだろう。

 大谷選手、ダルビッシュ投手ともにメジャー移籍後、靱帯を再建する「トミー・ジョン手術」を経験している。大谷選手の場合は負傷した箇所が違うとされ、2度目の手術をするかなどの詳細は明かされていないが、気になるのは、メジャーの投手が肘を故障する多さだ。日本人投手も多くがメジャー移籍後、トミー・ジョン手術を受けている。日本時代の幼少期からの投げ込みを指摘する声もあるが、私は現役時代の経験からも、メジャーの「滑りやすい」ボールの影響が少なからずあると思っている。

メジャー球は、皮がツルツルしていて滑りやすく、ボールが抜けるのを避けるためにどうしても強く握ることを意識して投げなければならない。ボールを強く握った分だけ、前腕部分に余計な力が入る。医学的な見地はわからないが、私の印象としては、前腕にかかった負担が肘の故障に結ぶつくイメージだ。

 メジャーでは21年シーズン途中、投手が強力な粘着物質を使って、ボールに不正な回転数の上昇を生んでいるとの指摘から規制と罰則が強化された。ダルビッシュ投手はこのとき、「ボールを変えることが先」と言及。私も同じ意見で過去にこのコラムにも書いた。不正投球のためであれば、規制や罰則は必要だが、滑りやすいボールをコントロールするためという目的は、投球だけでなく、けがのリスクを回避できるメリットもあるからだ。

 投手側の視点だという反論があるかもしれないが、対戦する打者からみても、滑るボールが抜けて頭部や顔面に当たるリスクは避けたいだろう。

 ボールが滑りやすく、ボールを滑らないようにすれば規制と罰則に阻まれる。そんな状況下で、投手が自分の握力でボールをコントロールするしかなければ、けがのリスクにつながることは容易に想像できないか。

 仮にボールとけがの因果関係が薄いという結論が導かれたとしても、それを立証するためにも、いったんボールを代えてみてはどうか。MLBからすれば、メーカーとの契約などもあるだろうが、同じメーカーでも滑りにくくする工夫を促せば事足りるはずである。

 滑りやすいボールには、乾燥しやすい気候も影響するという声もあるが、打球速度や投球ボールの回転数まで分析できるほど厳格なデータ管理が進むメジャーにおいて、使用するボールを湿り気のある場所で直前まで保管するなどの方法は、決して難しいとは思わない。それで、投手たちのけがのリスクが軽減されるなら対策はすぐにでも取るべきだ。
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