肝心のPS5の販売(着荷)台数は330万台と,会社の想定と東洋証券の予想(500万台)を下回った。説明会でソニーグループは,「第1四半期はさしたるマーケティング施策なしでも売れるだろうと見ていたが,想定外の販売不振となり急遽第2四半期に入って主に海外で値下げなどの施策を行って挽回を図っている」とコメントした。

 これには大変驚いたのだが,要するに
(1)PS5はPS4より優れたゲーム機であるので,PS4より需要があって当然である。
(2)これまでPS4を下回っていた原因は,半導体調達難による供給不足である。
(3)よって,供給難が解消すれば飛ぶように売れる。

 こういう三段論法だったと推測される。

 東洋証券ではPS5は売れないだろうとずっと前から予測しており,実際には売れているとネットでは揶揄されていたのは承知していたし,それに対して仮需が入っているので本当に売れているどうか分からないとここで説明してきた。

 その供給難が解消した結果,第1四半期のPS5は日本を除いて売れなかったのである。
 この点はまさに,自分たちのビジネスが無敵だと思っているので足下を掬われているとの,先月の筆者の指摘そのものではないだろうか。
https://jp.gamesindustry.biz/article/2308/23083007/


ソニーってこんなコメントしてたか?
さしたるマーケティングもなしに売れるかと思ったら売上不振だったから値下げしたなんて言ってなかったと思うんやが