日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長(61)は30日、知人女性への強制性交の疑いで書類送検され、嫌疑不十分で不起訴処分となった西武・山川穂高内野手(31)について早期復帰できるよう球団に対応を求めた。

 「選手寿命が限られているプロ野球選手にとっては一日一日が極めて貴重なものです。再びグラウンドでプレーできるよう、静かに見守りいただきますようお願いいたします」と声明を発表した。

 選手会は山川側から女性側へ和解金などの支払いがないこと、女性側の言い分を認定する証拠が認められなかったと判断された点を挙げ、球団、ファン、メディアに対して「客観的事実に基づく慎重なご対応をいただくことを求めたく存じます」とした。また、選手や球団に対する誹謗(ひぼう)中傷をやめるように注意喚起した。