阪神・近本光司外野手が3日のヤクルト戦(神宮)の8回に、右脇 腹付近に死球を受け途中交代した。近本は7月2日の巨人戦(東京ドーム)でも同箇所に死球を受け、右肋骨を骨折。約3週間の戦線離脱を余儀なくされていた。再度の負傷離脱となれば18年ぶりのアレとその先のポストシーズンを見据える岡田虎にとって大打撃となる。

【写真】直撃の瞬間!右半身に投球が当たった近本

 まさに「好事魔多し」だ。ゲームは7―0と阪神が大差でリードするワンサイドの展開。この回の先頭打者として打席に入った近本だったが、相手左腕・山本の投じた変化球がすっぽ抜け、これをよけきることができずに直撃。背番号5は打席内でうずくまり、しばらく動くことができなかった。岡田監督は渋い表情で代走・小野寺をフィールドへ送り出した。

 熱狂的な応援で知られる神宮の杜の虎党もこれには大激怒。山本へは容赦ないブーイングと怒号が浴びせられた。ゲームは7―1で阪神が勝利したが、試合後も虎党の陣取る左翼席からは「くたばれヤクルト そーれいけいけ」と相手チームをなじるコールが続いた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/81cc00ade834b1a83152700f97dba76bede575ff